2011年5月30日月曜日

映画「Take Shelter」 マイケル・シャノン VS シゼン

イデオロギー間の、そして民族間の闘いの時代から
自然との闘いの時代へ・・・・・・・・・・
サンダンス&カンヌを廻っていた
Jeff Nichols監督作品「TAKE SHELTER」は
3.11以後ではまったくその見方が変わってしまう映画になるだろう。



TAKE SHELTER FACEBOOK

幻覚なのか本当の気配なのかのギリギリのとこを攻めた
素晴らしいVFXは「アバター」や「ペンジャミンバトン」のHydraulx。

インタビューによると監督自身は自らの結婚生活への不安(そして映画では
耳の聞こえない娘に対する将来への不安)etc漫然とした不透明な憂いが
とてつもない嵐がやってくるというヴィジョンとして
カタチになっていく物語の映画を作ったとのことだけど
3月、僕のSOHOの近くのガソリンスタンドで何キロにも渡って列を作っていた
車の中の人々は皆、マイケルシャノン演じるCURTISと同じ目をしていた。
もちろん僕もその時自分の顔を鏡で見れば同じ顔をしていたかもしれない。
映画の意味はホントウに自然が襲ってくる将来に僕等はどうするだろうという
切実な物語へと変貌した。


敵か味方か、そもそも自然に対してそんな対立項で接する意味がもはやあるのか?
「僕の頭の中」第一弾の命題の一つは僕の中でもまだ決着が付いていない。
果たしてこの映画のCURTISはどんな結論を下したのか?
それを僕は見てみたいと思う。

2011年5月29日日曜日

Erykah Badu Out My Mind, Just In Time

あーーまりにも去年の「Window seat」が衝撃的だったので


ついついPART1と同じテーマに思ってた
New Amerykah Part Two って主題はこっちの方
恋愛における様々な諸相、愛情から欲望、渇愛から執着
lettting go,それを手放すまで、そんな感情のタペストリー
が解けていく様を唄ったパーソナルな作品で
それを見事に全部表現してしまった
「Out My Mind,just in time」の最新PV......
エリカ様凄すぎでっす!!!!!

OUT MY MIND JUST IN TIME from Creative Control on Vimeo.

2011年5月28日土曜日

TOM WAITS 待望の新作に向けて

相変わらずのものすごいパフォーマーっぷりだった
今年春のROCKN ROLL HALL OF FAME入り式典や


7月にはあのRAIN DOGSを全曲トリビュートするような
コンサートが行われたりもする


TOM WAITSが2004年の「RAL GONE」以来!!の新作レコーディングに突入!!!!!

トムウェイツの70年代の楽曲が映画作家達に愛され
作品によく使われるのは曲中の「アウトサイダー」達の姿が
メロディーと歌詞という極力シンプルな
まるで美しい脚本のような形で描かれているため
映像が入る余白がそこに存在していたからだ。


ところがここがTOM WAITS御大のスゲーなとこなんですが
Swordfishtrombones以降、そして傑作
RAIN DOGSで完成させてしまったスタイルは
メロディー、歌詞はもちろん
鳴っている全ての音がキャラクターの属性と化す
まるで映画そのものであるかのようなモンスターサウンド!!
脚本・主演・監督を全て一人でこなす異形のオーケストラ


近年はその世界観が舞台やアートブックなど
色々なメディアで展開されてたので音楽はおやすみか・・・
と思っていたらのビッグニュース!!!
新作楽しみだなぁーーーー。

2011年5月25日水曜日

映画「Ride, Rise, Roar」デヴィッド・バーンの踊ってみた

David Byrneの最新ツアーの模様を収めた
ドキュメンタリー「Ride Rise Roar」が
公開&発売決定!!!



Ride Rise Roar official site

もちろんDAVID BYRNEといえばダンス!!!



っていうか正確に言うとダンスっていうか「何か」のモノマネ
シミュレーションをしているようなダンス的なカラダの動き。
Everything That Happens Will Happen Todayはメロディー推しで
おーーーーthis must be the place路線だぁーー(涙)と思っていたので

ライブでのダンスっぷりに驚き!!!とともに相変わらず
やっぱりダンスというより「動き」に近いそれに二度驚き!!!!
これなんかに似てるなぁ・・・・・・と思ったら
あっそーーかデヴィッドバーン御大のこの動きってば
30年近く先駆けた「踊ってみた」じゃん!!!
真似る、シミュレーションすること、しかもそれを自覚しながら
カラダを動かすことが身体性の最もポップな表現になるなんて
時代はよーーーやくバーン先生に追いついたのかも?!

2011年5月24日火曜日

Tellison The Wages Of Fear だだだだ大傑作アルバム登場!!

スゲーーーーーーーーーー!!!!
何故にヒゲのオジサマ達がアメリカのアイドル系エモポップ
みたいなドキャッチーな曲を???と思ったら



来月発売になるLONDONのBAND、Tellison
4年ぶり!!の2nd ALBUM「The Wages Of Fear」は
パワポ魂炸裂の超ーーーー傑作アルバム!!!


Tellison the wages of Fear SOUNDCLOUD

アルバムタイトルはこちらの映画から

インタビューによると中々新しいレコードが作れない
どん底状態から一発逆転してやるぜ!!という気分が
映画の物語とピッタリはまったらしい。
たしかにアルバム12曲、全曲シングルになるような
どこまでも青くどこまでも苦いスーパーパワーポップアルバム!!
傑作でっす!!

2011年5月23日月曜日

Secret of the Wild Child 籠の中のジニー

amazonをウロウロしていたらたまたま見つけた
"科学番組"NOVAの「SECRET OF THE WILD CHILD」



wild child,feral children、所謂「隔離児」と言われる
アメリカでは有名なジニーという女の子のドキュメンタリー。
とーーーにかくアメリカと日本でドキュメンタリーというスタイル
において圧倒的に違うのは「編集」。
これは僕が編集好きっていうのもあるけど編集って
もちろん素材を組み立ててある道筋をつけていくっていう作業でもありますが
そうした物語に寄与する以外に、リズムを発生させる
音楽で言うところのグルーヴを作りだす作用っていうのがあって。
このドキュメンタリーにおける編集によるグルーヴ作りっていう
面ではあーーーーーーーーーーーーーーーーーっとうてきにアメリカは凄すぎ・・。
時にそれは物語以上にその題材の本質を伝えることだってある。
これは科学番組なのでお決まりのインタビューカットは入ってくるけど
古いフーテージの部分の編集が素晴らしい。

虐待の現場から助け出されたにも関わらず
訴訟合戦と里親をたらい回しにされて
数年後GENIEにはある症状が再び発症してしまう・・・
でもそれは不幸ではなく彼女が世界に対して下した
最後の「否」だったに違いないと僕は思う。

2011年5月21日土曜日

Alcoholic Faith Mission Legacy 禁じられた・・・・・

POPな禁じられた遊び風


デンマークのAlcoholic Faith Missionの最新EP
And The Running With Insanityから「LRGACY」PVが解禁



あーー・・・・子供のころ、これはやるよなぁ・・・・

2011年5月20日金曜日

Tyler The Creator Goblin 狼男の夢の中へ

ままままーーーさか去年これをエントリーしたときに

Tyler The Creator ファンキー!!!!!

ビルボード初登場5位!!!!???????ここここんな事態になるとは・・・
そして遂に聴きましたTyler The Creator 2nd ALBUM 「GOBLIN」!!

実は僕はへそ曲がりなとこがあるので、こーーんなにブレイクしたものを
別に取り上げなくてもいーやと思ってたんですが
あーーまりにもGOBLINに関して「ハァ・・(涙)」な批評が多いんで。

精神分析の大家フロイトが診た有名な患者の一人に
「狼男」と呼ばれた患者がいる。そのニックネームは
彼の夢の中に頻繁に現れた7匹の狼からとられたものだけど
この患者の過度に暴力的でセクシャルな一連の夢を解釈していく中で
フロイトは今ではポピュラーになった「原体験」という概念に辿り着く。
あらゆる人間の中にはその人の恐れの元になる決定的体験があり
それが無意識に作用して「夢」というカタチで現れるのだ。

TYLER自身がTORO Y MOIやNITE JEWELといったGlo Fiな
ドリームポップを称賛しているのを上げるまでもなく
前作以上にこの全編を覆うようなHAZYで魑魅魍魎としたサウンド。
そして「BASTARD」でも登場したドクターTCが
今回は全編にわたって登場し主人公と対話をし続ける構造。
GOBLINとはHIPHOP、そしてROCK史上類を見ない
夢をテーマにしたコンセプトアルバムである。

だからこのアルバムをHORRORCOREと呼ばれるのをTYLERは非常に嫌う
なぜならそれはそうした「想像の産物」ではなく彼が無意識で体験した
ホンモノの「夢」なのだから

だからこのアルバムに対して女性&ゲイ差別だっていうバックラッシュは激しく
それを見越してネットから雑誌からGOBLINに
及び腰なレビューが多いことにTYLERは非常に怒る
なぜなら「GOBLIN」と「GOLDEN」と「Her」を除いて
全てのリリックは彼が見た「夢」についてのリリックなのだから。
だれだって夢の話を不謹慎だ!といわれれば何いってんの??となるよなぁ・・・・

夢セッションの始まりを告げる「GOBLIN」とセッションの終了を告げる「GOLDEN」
そして他の曲とはまったくLYRICの内容もサウンドも異なる
まるで夢の途中で少しだけ目覚めたかのような曲になっている「Her」


あとの曲は全て暴力とSEXと怒りと笑いが混然一体となった"ナイトメア"だ。


なぜTYLERはGOBLINで夢をコンセプトに置いたのか?
それはいうまでもなく彼の「原体験」
1stでも、そして今作でも繰り返し繰り返し繰り返し
取り上げられる母親への屈折した想いと父親の不在
についてTYLERが決着をつけたかったからに他ならない。
この血まみれで精液まみれの悪夢の源へ・・・・・
このアルバムは若干20才の一人の天才による旅の物語でもある。

「WINDOW」で仲間を全員撃ち殺して
「GOLDEN」でTYLERは目を覚まし自殺の準備を始める
ずっと囁き続けるドクターTCの声のせいで彼が本当に
目覚めているのかははっきりしない、しかし
GOBLINはTYLERの明確な宣言で幕を閉じる。
そして僕等は物語の主人公が新たなステージに立ったことを知るのである。


とここまでカキコしても「またまたぁぁぁ、夢とか・・・・」
とお嘆きの貴兄に。
GOBLINには一曲だけインストの曲が入っている。
夢の中とそこからの目覚めを繋ぐもっとも重要な位置におかれた
その曲は、一発聴いただけでわかるこの曲へのオマージュじゃん!!!!!
というわけで「GOBLIN」は凄いアルバムでしたーーーーー!!!

2011年5月18日水曜日

映画「CODE BLUE」 Urszula Antoniak 死体と裸体

とは----、ここここれは・・・・・
現在カンヌ映画祭監督週間に出品中
オランダのUrszula Antoniak監督の2作目
「CODE BLUE」のTRAILERが解禁。



患者を秘密裏に安楽死させることを自らに「課している」
看護師Marianの底無しの孤独は
ある日一人のストーカーからの電話で一変する

「僕は君を見つめてるよ、マリアン・・・・」

っていうか物語は結構アリなものだけど
この死体とMarianの裸体を
徹底的にクロスしていっている画が凄まじい。
今年は何故かカンヌの作品をエントリーさせていただく率が多くて
それは各作品に、ある通低した「トーン」があるからだけど
ハッ?!と気がつくとこれも女性監督の作品、
今年は「YEAR OF WOMAN」といわれるくらい
女性監督の作品が多いらしいんですが
この傾向はおもしろいなぁ・・・・・

2011年5月17日火曜日

The Sugar Frosted Nutsack Mark Leyner ほほほほホントに!!??

出版されるの来年2012年の春になってますけど・・・

amazon.co.jp

amazon.ca

今ではすっかり「MTV時代のハイプ作家」よばわりなMark Leyner
ほぼ10年ぶりの新作「小説」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

日本では未翻訳(小説誌における若干の短編翻訳を除く)
本国アメリカでも、「どう、位置付けていいのかわからない・・・」
となっているMark Leyner。
不思議だなぁー・・・・・だって彼はJ.Gバラードが「The Atrocity Exhibition 」
で試みた濃縮小説の正統な後継者でしょ??!!


本人が「一行で一回笑えるよーに書いてる」とかなんとかちゃんと自分の作品を
説明しなかったのも悪いんだけど、ぶっちゃけ彼の小説は全てととととんでもない傑作!!
「PULP FICTION」なんかを好きな方はぜーーーったい愛してしまう
笑えて濃くて下世話でかっこいいぶっ壊れた作品群なんだけどなぁーーー

2011年5月16日月曜日

岡村靖幸氏はプロデューサー業に専念すべきである!!と思う・・・

うーーーーーーん・・・・わかんないなぁ・・・
もちろん僕は以前にもPRIMAL SCREAMの時カキコしたように
DRUGを使うっていう行為は未来からチカラを借りてくる
っていう意味であり、そのバンスをどう返していくのか?は
そのアーティストによってやり方は色々あって
B.ウィルソンのように20年かける人もいれば

自らの死をもって決着をつける人もいる。
僕はそのどちらも正解だと思っています。

岡村靖幸という人は僕なんかが今さら言うまでもなく完全に天才で

これからもずーーーーっと氏の表現に触れていたいと思う。
だからこそどーーーしてもわからないのは岡村氏が
再び「パフォーマー」として復帰しようとしている事。
この10年ほどの作品、そしてマイスペにあげられてるデモ
ぼーーーーーーーーーーーーーーくは岡村氏はパフォーマーとしての
表現において"まだ"迷っていると思う。
いや!それをも曝け出すのが岡村チャンだ!!
だからパフォーマーとして復活するのだ!!
上に書いたようにアーティストによってバンスの返し方は色々あっていい
わけだからそれもありなのだ!!!
否!否!否!!!!そこらへんの事情がわからない人間がいうのもなんですが
なーーーーーんでプロデュース業に専念させないんだろう??
可愛い「あの娘」をオーディションして岡村チャンが曲書いて
こんなアイドル接触時代だからこそスゲーーアイドルソングを作ってほしいじゃん?!
そんな事岡村靖幸にしかできないじゃん。
その後でパフォーマーとしてリセットじゃダメなの????

多分こんなことは誰も文章にしないと思う。
でもホントウに周りの人でこう考えている人はいないのかなぁーーとも思うのでした・・・

2011年5月15日日曜日

Cloud Nothings Forget You All the Time 縦位置ビデオ!!

あーーーーーーーーーーーーーーそっかぁーーvimeoって
アスペクトは自由なのか!!!John Ryan Manning監督天才っす!!!!

Cloud Nothings - "Forget You All the Time" from John Ryan Manning on Vimeo.

2011年5月14日土曜日

映画「WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN 」血は水よりも

日本ではサントラの出来とかで「モーヴァン」の方が
有名だけどなんといっても実は傑作は「RATCATCHER」!!!


Lynne Ramsay監督なんと9年ぶりの新作!!
「We need to talk about kevin」がカンヌ映画祭に出品中!!!!



コロンバイン高校銃乱射事件を彷彿とさせる原作本の映画化
9年も間が開いたのは、これ全然勉強不足で知らなかったんですが
あーーーーのP.ジャクソンで映画化された「LOVELY BONES」は
当初リンラムジー監督で進められていたんだけど彼女が降りたらしい!!

その話も含めて一貫している「罪悪感」をテーマにした映画・・・・

「赤色」と「血の色」、同じREDなのにその間には
どーーしても混ざりあわない隔たりがある。
そう、いうまでもなく血の色は特別であり、だからこそ多くの映画は
その「色」を画面におさえるために作られたりしてきた。

その特別な色に彼女は罪と罰に囚われた人々の葛藤を見る。

WE NEED TO TALK ABOUT KEVINも主題はまったく同じ
この一徹感は凄いなぁーーーーー!!!!早く見たい!!!!!

2011年5月12日木曜日

HOLD ON GOOD CHARLOTTE

ほんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっと
周りはなにやってたんだろ。R.I.P

2011年5月9日月曜日

映画「CURTAINS」(1983) プチ呪われたフィルム??

まずは何も言わずにこのシーンを・・・・


ここここここ怖い!!!!なんだこの



が混ざったみたいな悪夢感・・・・・・・・・

邦題は『肉欲のオーディション 切り裂かれたヒロインたち』
という物凄いタイトル・・・・・
アメリカではカルトフィルム化している「CURTAINS」。
このシーンが一番有名らしいんですが
他にも冒頭から延々と続く精神病棟のシーンetc
これまた有名な「呪われたジェシカ」系

まるで夢の中にいるかのようなシーンの連発!
でもって調べてみたら、なーるほどーーーー
監督は途中で降板するわ、出演女優嬢によれば脚本も連日変更の嵐で
おしまいにはどこを撮ってるのかわからないくらいになりーの
そして完成してからも2年間公開されることがなかったという
所謂ill-fatedなプチ呪われたフィルムだった。
にもかかわらずラストが「へっ???????」っていう感じになってて
おかしいなーーー・・・・と思ったら、ななななんとやっぱりありました
編集でカットされたらしい別エンディングが・・・・・・



Exclusive Interview: Lesleh Donaldson
そりゃどーーーう考えてもこっちが正解なわけで
この映画最初の狙い通り作られてたら大傑作になってたかも・・・・・

2011年5月8日日曜日

モーニング娘。10期メンバー「元気印」オーディション ばちあたりだなぁー(泣)

もしかしてDEEPな評論とかでは定説なのかも?ですが
あまりそういうTEXTをみないのでカキコしちゃうと
モーニング娘。というアイドルユニットとは
「シャ乱Qのつんく」氏の世界観の体現であり
それはすなわち、
生活感に根ざしたルサンチマンの発露という意味を持つ。

そう!モーニング娘。とはいうなればカウンターアイドルなのである。


えーーー??なにそれ??という方々も多いかもですが
ルサンチマンの発露という意味は
シャ乱Qというグループのヒット曲をみれば一目瞭然、

「ラーメン大好き小池さんの唄」
「ズルい女」
「シングルベッド」

こうしたヒット曲は全て(あえていうなら関西的な)ツッコミソング、
既成のロックやポップスが見せてきた恋愛や音楽に対する
「なーーーーーにスカしてんだよ!!!!」という生々しさが
多くの人々に共感されてヒットした楽曲だった。

でーーーー創作物っていうのが怖いなぁーーーっていうのは
初めアイドルポップス然とした佇まいでスタートしたモーニング娘。が
TV番組での共感は得ていたにしろ大ブレイクに至らず
「LOVEマシーン」というスーパー下世話な(誉めてます!!)
ルサンチマンディスコソングによって
そしてそれが後藤真希というおんなのこによって世界観が体現されたこと。

「LOVEマシーン」がヒットしていたころ僕の周りのプロデューサーさんたちは
まるでとりつかれたように「ゴマキは凄い!!!」を連発していて
ぶっちゃけ僕にはその意味が当時まったくわからなかったりしたんだけど
今となっては後藤真希、そして加護亜依というつんく的ルサンチマンに
無意識的に共鳴していた女の子達によってモーニング娘。は完成したというのは
メチャクチャよくわかる。

そしてその両者はもはやモーニング娘。にかかわる事はありえないという現状・・・・

その後モーニング娘。は非常に奇妙な迷走をし始める。
おもしろいといえばおもしろいんだけど
ものすごーーく表層的でうすっぺらーーーい教条ソングと
極端なくらい演歌的な情念を二番煎じなディスコビートに載せた曲。
「LOVEマシーン」はその二つがグチャグチャにMIXされていたところ
にその圧倒的なリアリティーがあったのに・・・・・・

ルサンチマンとは自分が夢見ている世界から拒絶されたことに対する
過剰な感情の事だけど、こうした楽曲の分裂っぷりは
もはやカウンターとして、世界に対してそういった生々しい感情を持てない
つんく氏の分裂そのものであり、実はこの時点でモーニング娘。は終わった。
といってしまうと極端すぎるならばもう一度つんく氏が
その表現の核となるルサンチマンに向き合って
世界と、そしてアイドルそのものにカウンターをくらわせてやろう
という動機から楽曲を生みださないかぎり
世紀のカウンターアイドル「モーニング娘。」は再生しないのである。

その前が4年間!!空きがあったうえで
えっ?!このあいだ新しいメンバーとか入ったんじゃないの??
っていう時期での再びの新メンバー募集告知。

モーニング娘。10期メンバー「元気印」オーディション

日本語に「罰当たり」っていう言葉があるんだけど
こーーーーゆう音楽を、そしてアイドルという表現メディアを
バカにしたような施策はホントどうかと思う。
つんくサン、色々と御苦労は多いと思うんですが
一度しっかりとOFFをとって、そう!!JOHN LENNONみたく
主夫業に専念してリフレッシユしたほうがぜーーーーったいいいと思うんですが
いかがでしょうか??????????????



2011年5月7日土曜日

映画「The Woman」ラッキー・マッキーとケッチャムの新作は・・

うーん・・・・これは
いい意味で人生を狂わされてるなぁ・・
「MAY」のLucky McKee監督の新作は
現在各国映画祭をサーキット中
なんと3度めの正直とでもいうべきJack Ketchum作品の映画化!!
しかも今回の「The Woman」はケッチャムの書き下ろし
小説版も映画公開時に発売予定。



The Woman OFFICIAL SITE

ここここれは映画の中身以上にその周辺が面白過ぎる・・・
というのもラッキー・マッキーは以前ケッチャム原作の「The LOST」を監督、
そしてその後今度はやはりケッチャムの「RED」を監督
ところが途中で監督を下されてしまう。

そしてもう一一人

この「The Woman」のプロデューサーはやはり自ら
ケッチャムの「オフスプリング」を監督、
そして以前別ブログであまりの酷さにメチャクチャDISってしまった
映画版「隣の家の少女」のプロデューサーAndrew van den Houten !!



自分の中に潜む真っ暗な暴力性をどう捉えるか
という過程でケッチャムの作品に出会い
ある意味で「救われた」に違いないって感じが
上の3並びの写真の左二人からはヒシヒシとわかるけど
インタビュー読んだら正にBingoでちょっと笑ってしまった

Confiscated & Burned: An Interview About 'THE WOMAN'

以前にもカキコして&インディーズのバジェットでは
作れないってのはわかるから難しい
でもやっぱりケッチャム作品を映画化するなら
「オフシーズン」しかない!!!


オフシーズンは舞台を日本にしてもイケるんで
誰か作ってくれーーーー!!と思いつつ
でも根本敬氏言うところの因果系
トリコ仕掛けなケッチャムトライアングルとでもいうべき
このチームの方が先にやっちゃうかもしれないなぁ・・・・

でもこのビデオ、おじさんの携帯カメラのポジションがプロ過ぎて
ちょっと怪しいと思うのは僕だけ??!!

2011年5月6日金曜日

Jang Keun Suk LET ME CRY 危うしヴィジュアル系!!

いやーーーーーおもしろいなぁーー!!!
チャングンソクの1st single「LET ME CRY」を聴いて
色々な事を考えてしまった・・・・・

音的にもこのとんでもないイントロとブリッジのリフと
サビのボーカルラインをこの「太さ」のまま残すっていう所に
「・・・・・KPOP凄すぎ・・・・・」(っていうかこの曲に関しては
KPOPっていうジャンルだと今こーゆう楽曲まで出せるっていう部分もあるけど)
そしてそれ以上に思ったのは「男性アイドル」っていう表現スタイルについて!!

ものすごーーく煎じつめると日本の「男性アイドル」とは
ジャニーズによる表現の事で、でもそのウン十年の歴史を
唯一揺るがし、揺るがすどころかその表現の核の部分において
大幅な変更を余儀なくさせたもの・・・・・・・
それがヴィジュアル系だった。

"男の子"的無為と"男性"的有為のミクスチャー

もちろん昔から魅力的な映画スターと呼ばれる人達は
それを武器にしていたけど、彼等は成長してしまう・・・・・
その危うい過渡期、その一時期だけが持つ
陰と陽の両方へダダ漏れる「過剰な物語性」
を真空パックにして商品化したものが男性アイドルだった。

この「両方」っていうのが結構肝で
ほんとーーーーーに大昔の「ザ・アイドル」!!っていう人達は
一人でそれを担っていた(それは当時の日本の社会状況的なものが背景にあったにせよ)。
そしてここがまたジャニーズってスゲーなぁー・・・と思うのは
一人のアイドルでその両方の物語を扱えなくなってきたら
人数を増やしてグループとしてそれをプレゼンス、インフレ化でそれを乗り切った事!!

でもここで登場したのがヴィジュアル系。
アイドルが担う事ができなくなった過剰な物語性
特に陰の方の部分を極端にデフォルメしたキャラクターがV系。
初期のV系の人達のインタビューを読むと皆さん一様に
どんどんメイクや衣裳が過激化(過剰な物語化)していったのは
お客の女の子達が望んだからと証言していて
この時期おんなのこ達はアイドルがくれなくなった物語に
相当飢えていたんだなーーというのがわかる。


ここで今まで男性アイドルだけが提供してきた二つの物語は
二つの表現スタイルによって完全に分化された。

年表を並べてみるとおもしろいんだけど
所謂V系が台頭していく過程とジャニーズのアイドルグループが
どんどんカジュアル化して陰の部分の物語を放棄していく過程は
パラレルになっていて、これは完全に推測だけど
日本で一番おとこのこに詳しいはずのあの方が
こうしたおんなのこたちの欲望の流れを見逃すはずがなく
意識的にそういう戦略を施行した(もしくは了承した)と僕は思っている。

で・も!!根源的な問題は残ったまま!!

もはや一人のアイドルが二つの物語を担う事はできなくなってしまったのか??

ジャニーズは定期的にそれを再トライしているけどうまくいっていない
そしてもちろんV系とは「グループ表現」であり
インフレ化したまま関係性だけが、そしてニューヴィジュアル系にいたっては
オタ的な記号性のインフレ化まで進行しちゃって物語が消えかけてるっていう(泣)。

だからKPOPの男性ソロアイドルっておもしろい。
「LET ME CRY」はとりあえず楽曲に関しては
V系とジャニーズ系二つの完全ないいとこどり、しかも超ーー高性能な!!
ってことは完全に男性アイドルの構造を分かってやってるってことなわけで
Jang Keun Sukは基本俳優サンだからまだ様子見感もあるかもだけど
KPOPが本気でソロアイドルを作ってきたら、どーーなるんだろう?????
そしてその時ジャニーズとヴィジュアル系はどう動くんだろう??

2011年5月4日水曜日

手品師ドキュメンタリー「MAKE BELIEVE」憧れるなぁー・・・

もーー僕は手先が不器用なんで超ーー憧れる!!!
ティーンマシジシャン達によるD.カッパフィールドなんかも
輩出した世界的マジックセミナー&チャンピオンシップへの
道程をたどったドキュメンタリー「MAKE BELIEVE」



音楽や映画も「THE IMPOSSIBLE」を目指すんだけど
手品の子供からお年寄りまで一瞬にしてそれを信じさせてしまう
圧倒的な仕掛けとその手さばきは見てて勉強になるんだよなぁ・・・

2011年5月3日火曜日

CHRISTOPHER CROSS doctor faith おおお驚きの傑作!!

こーーーーーーーーーーれは驚いた!!
いまだに音的に死んでない超絶AORアンセム
CHRISTOPHER CROSS御大の



なななななんと12年ぶりのNEW ALBUM「doctor faith」
がすすすす素晴らしいッッ!!



CHRISTOPHER CROSS OFFICIAL SITE (全曲試聴可能です)

曲が書けないことからの軽鬱状態そして4年前の離婚を経て
ギリギリのところで紡ぎだされたメロディーとコトバ。
特に4曲目の「DREAMERS」以降は
Red House PaintersやGlofi系アーティスト達が追及している
"メランコリア"とピッタリ同期する完全に2010年代の音!!


ここここれは凄いなぁ・・・・・・・・

2011年5月1日日曜日

映画「MAKE」Sufjan Stevensとヴィジョン

「イリノイ」の時はH.ダーガー先生のvivian girlsコス!
をしてたsufjan stevensの Asthmatic Kitty recordsが
来月にアウトサイダーアートのドキュメンタリー「MAKE」を発売



MAKE OFFICIAL PAGE from Asthmatic Kitty

監督のMalcolm Hearnによる10年!!の取材素材をまとめて
2009年に発表されたこの映画が取り上げるのは
The Age of AdzのモチーフにもなったProphet Royal Robertson
マッジギル作品に激似のJudith Scott
セレブポートレート系Ike Morgan
そして盲目の手作り案山子アーティストHawkins Bolden


アウトサイダーアーティスト達がMAKEするのは「ヴィジョン」である。
それは自己表現でもなく空想でも妄想でもない
確実に存在する「ある世界」の事を描く行為で
だから彼らの作品は時代や地域を超えて激似化!
これはほとんど言われてないけどHenry Darger作品のあるモチーフが
なんとあの裸の大将な山下清作品に登場しているのを発見して
僕はビックリしたことがある。
そして「そこ」への入り口は現実世界にも色々あって
その一つは(これバカみたいな言い回しになっちゃうけど)
音楽において僕等が体感する「グッとくる感じ」
メロディーでもないリズムでもないコードでもない言葉でもない
それらが混然一体となったときに発生するあの感触が
そこへの入り口の一つ!!
SUFJAN STEVENSはそんな入り口としての音を作っている。
彼の音楽が優しさだけでもない激しさだけでもない不穏な響きを携えているのは
その入り口の向こう側にある「そこ」へと繋がっているからである。